もうアトレティコは“守備的”なチームではない 攻撃的に生まれ...の画像はこちら >>

攻撃陣ではグリーズマンも好調キープ photo/Getty Images

ここまで25ゴールと攻撃陣が好調

ディエゴ・シメオネ率いるアトレティコ・マドリードといえば、堅い守備のイメージがついている人も多いだろう。しかし、現アトレティコの強みは攻撃にある。



ここまでアトレティコはリーグ戦10試合を消化し、リーグ最多タイとなる25ゴールを奪っている。それもアトレティコの方が1試合消化が少ないにも関わらずだ。

アトレティコの変化について、データサイト『The Analyst』はシステム変更を含めシメオネのチームが攻撃的な方向に変わったと分析する。

「最も顕著な変化はフォーメーションだ。これまでの4-4-2から5-3-2に切り替えたことは、シメオネのタイプから守備的な動きだと考える人もいるかもしれないが、実際にはより多くの攻撃的な選手が活躍できる環境を作り出している」

「かつてのアトレティコは、ボールを保持したがる相手に対してはうまくプレイできたが、ゲームをコントロールしようとしない相手との戦いでは、うまくいかないことがあった。彼らには低いブロックを突破するための技が欠けていたのだ。しかし、もうそうじゃない」

前線のアントワーヌ・グリーズマン、アルバロ・モラタに加え、ウイングバックの位置ではナウエル・モリーナやサムエウ・リーノなど攻撃的な選手がサイドを駆け上がってくる。中盤ではサウール・ニゲスの貢献も印象的だ。

データサイト『Opta』によれば、アトレティコは2023年に入ってからのリーグ戦で実に72ゴールを奪っている。これはマンチェスター・シティと同じ数字であり、これを上回るのはバイエルン(77ゴール)、ドルトムント(78ゴール)の2チームだけだ。

攻撃的な姿勢でレアル・マドリードとバルセロナを超えられるのか。今季のアトレティコは少し異なるアプローチで頂点を目指す。

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