先制点を挙げたウタカ photo/Getty Images
甲府は前線からの守備が機能
ACL第4節がアジア各地で行われ、グループHのヴァンフォーレ甲府はホームで中国の浙江FCと対戦した。
甲府は[4-4-2]の布陣で挑んだ。
立ち上がりは拮抗した展開で試合が進んだ。先制のゴールは17分。ウタカが相手のディフェンスラインを抜け出しゴールを奪うが、オフサイドの旗が上がる。しかし、VARが介入。判定によりゴールが認められ甲府が先制に成功する。
前半アディショナルタイムには、宮崎からのクロスをジェトゥリオが合わせて甲府が2点のリードを奪う。甲府は相手の背後を狙いチャンスに繋げるシーンがよく目立っていた。
後半、浙江はシステムを[4-2-3-1]に変えて、より攻撃的に前へとシフトチェンジ。すると後半開始早々の50分にゴール前の混戦から甲府のGKウッドがファールを取られてしまいPKに。このPKをレオナルドに決められ、甲府は1点差に詰め寄られてしまう。
しかし、甲府はそこから突き放した。
試合全体を通して、前からの守備が機能してチャンスに繋げるシーンが目立った甲府。最終的にはシュート18本を記録し、浙江を押し込んだ。
試合後、甲府のキャプテンの関口は、3点目を奪ったことに関して「失点してチームとしても苦しい時間で次の1点が必要だと感じていた。多くのサポーターが来ている中で声援もボールに乗ったと思う」とチームの3点目を振り返った。
また、甲府の篠田善之監督は「立ち上がりは混乱した部分もあったが、徐々に自分たちの守備がうまく機能していた。攻撃面では、相手のハイラインを2列目の選手らが突いてくれ、よくやってくれたと思う」と手応えを口にした。
今日の勝利で甲府は勝ち点を7に伸ばし、グループ首位に浮上。グループステージ突破に向けて前進した。次節、ホームでオーストラリアのメルボルン・シティFCと対戦する。