アトレティコでプレイするサウール photo/Getty Images
ラ・リーガでアシストランク首位タイに
今季は堅守よりも派手な攻撃の方にスポットが当たっているアトレティコ・マドリード。中でもFWアルバロ・モラタ、アントワーヌ・グリーズマンの2トップが圧巻の活躍を披露しており、2人早くも今季の得点数が二桁に達している。
ただ、それを中盤からサポートする実力者も忘れてはならない。ここまでラ・リーガでトップタイとなる5アシストを記録しているのは、中盤に入るMFサウール・ニゲス(28)だ。
サウールはアトレティコで通算393試合に出場してきた実力者であり、指揮官ディエゴ・シメオネの下で大きく成長してきた。しかし、2021年に移籍したチェルシーでは主力になれない難しい時間を経験。チェルシーでは23試合にしか出場できず、そこで評価がダウンしてしまった。
1年でアトレティコに戻ってきたわけだが、今季のサウールはかつての姿を取り戻したかのようだ。スペイン『as』もベストシーズンの頃に近づいてきたとここまでのパフォーマンスを絶賛する。
「サウールはベストシーズンの安定感を再び取り戻しつつある。今季はすでに835分間プレイし、1ゴール5アシストを記録している。彼はシメオネにとって重要なピースであり、ここまですべての試合に出場している。彼本来のポジションであるフィールドの中央に戻ったことで、パフォーマンスは大幅に向上した」
昨季も調子が上がり切らなかったところがあり、昨季はリーグ戦3ゴール1アシストの成績で終えている。それが今季は5アシストとチャンスメイクの方で数字を伸ばしており、サウールの復調もまたアトレティコ攻撃陣の躍動に繋がっている。