好調ヴィラを指揮するエメリ photo/Getty Images
CL圏内も狙える強さ
今シーズンのプレミアリーグで台風の目となっているのが、ウナイ・エメリ率いるアストン・ヴィラだ。
前節のマンチェスター・ユナイテッド戦では2点差をひっくり返され、勝ち点を落としていたヴィラだったが、第20節のバーンリーとの試合では終了間際にMFドウグラス・ルイスがPKを決めて3-2で勝利を飾った。
前節の敗戦から立ち直り、苦しみながらもしっかりと勝ち点3を獲得したヴィラは、20試合を終えて13勝3分4敗で2位につけている。首位のリヴァプールと4位のアーセナルがまだ20節を戦っていないため、結果次第では20節を終えた時点で3位になる可能性もあるが、それでも十分な成績だ。
4位のマンチェスター・シティはクラブW杯の関係で1試合少ない状況ではあるが、それでも20試合を終えてシティを上回る勝ち点をヴィラが獲得していることはシーズン前では予想できないだろう。
英『Daily Mail』では「元アーセナル監督はヴィラを国内最高のクラブの一つとして確立した」とここまでのヴィラを称賛している。シティやアーセナルという優勝候補を倒し、CL圏内はもちろん優勝争いまで期待させるチームとなったヴィラだが、エメリもこの一年には満足しているようだ。
「我々には良い選手がいるし、一生懸命努力をすれば、自分たちが設定した夢や目標を達成できるだろう。アイデアは常に改善することが大事だ。私たちは本当に素晴らしい一年を過ごしたが、次の試合、 FAカップのミドルズブラ戦、そして次のリーグ戦のエヴァートン戦をとても楽しみにしている」
「私が(ヴィラに)到着したときは、より良くなってトップ10に入ることがすべてだった。我々はトップ4で終わる候補ではないが、30試合か32試合を経てもまだそこにいるのであれば、それは我々にとってチャンスになるだろう」(英『Daily Mail』より)
ここまでのヴィラの出来を見ると、CL圏内は十分に狙える力があることは間違いない。1月には移籍期間もあり、後半戦でも勢いを落とさないための補強に動く可能性もあるだろう。
今シーズン、プレミアリーグで台風の目となっているエメリ率いるヴィラからは後半戦も目が離せない。