チェルシー時代のアザールはキレキレだった photo/Getty Images
10年前はコンディションも万全だった
昨年限りで現役を退いた元ベルギー代表FWエデン・アザール。その全盛期がチェルシー時代にあったのは間違いない。
中でもアザールがベストシーズンに挙げるのは、ジョゼ・モウリーニョが指揮していた2014-15シーズンだ。
負傷続きだったレアル・マドリード時代からは考えられないが、このシーズンのアザールはリーグ戦全38試合に先発出場している。当時は体の状態もキレていて、シーズンを通して19ゴール13アシストを記録。チームもプレミアリーグとリーグ杯を制していて、アザールもプレミア年間MVPに輝いている。
「チェルシーで7年を過ごしたからね。それは僕のキャリアの中で最高の思い出だよ。僕にとって最高のシーズンは、モウリーニョ監督とプレミアリーグ、リーグカップを制したシーズンかな」
英『Standard』によると、アザールはこのように振り返っている。
2014-15シーズンのアザールは、プレミアリーグだけで181回ものドリブルを成功させている。これはアザールのキャリアハイとなる数字で、当時は本当に止められない選手だったのだ。
その後移籍したレアル・マドリードではコンディションが整わずに苦しんだが、ベルギー史上最高クラスの天才プレイヤーだったのは間違いない。