カイセド、エストゥピニャン、そしてチェルシー入り内定の16歳...の画像はこちら >>

今夏のコパ・アメリカへ臨むエクアドル代表 photo/Getty Images

コパ・アメリカでも注目のチームに

今夏に迫るコパ・アメリカ2024でどこまで勝ち進めるのか。注目したいチームの1つがエクアドル代表だ。



エクアドルは2022年のワールドカップ・カタール大会にも出場していたが、ここ最近は同国より優秀な若手が続々と出てきている。

話題性抜群なのは、2025年のチェルシー入りが内定している16歳のMFケンドリー・パエスだ。現在所属する国内のインデペンディエンテではすでに主力で、攻撃的MFとして今季も開幕から2ゴールを挙げている。今季はリベルタドーレスにも出場していて、南米最高峰の舞台で貴重な経験を積んでいる。すでにA代表でも1ゴールを決めるなど、エクアドルサッカーファンの期待を背負う神童だ。

同じくエクアドルの国内リーグでは、バルセロナSCに所属する17歳の大型FWアレン・オバンドーもA代表デビューしている。
187cmとサイズがあり、今季も開幕から4試合で1ゴール2アシストと結果を出している。

他にもベルギーの名門クラブ・ブルージュでセンターバックを務めるホエル・オルドニェス(19)、昨季まで上田綺世の所属していたベルギーのセルクル・ブルージュでリーグ戦8ゴール6アシストの結果を出しているMFアラン・ミンダ(20)、今季はブライトンからイプスウィッチ・タウンにレンタル移籍しているFWジェレミー・サルミエント(21)らもA代表メンバーだ。

レヴァークーゼンでブンデスリーガ制覇に貢献した22歳のDFピエロ・インカピエ、同じブンデスリーガのフランクフルトで主力を務める22歳のDFウィリアム・パチョ、ブライトンの左サイドバックに入るペルビス・エストゥピニャン(26)、そして現代表最大のスター選手と言えるチェルシーMFモイセス・カイセド(22)も忘れてはならない。

エクアドルメディア『El Universo』にて、バルセロナで活躍した元スペイン代表DFカルレス・プジョル氏もカイセドのポテンシャルを高く評価している。チェルシーではやや苦戦気味だが、代表とクラブで別の姿を見せる選手も少なくない。カイセドは今後もエクアドル代表の重要戦力であり続けるだろう。


「カイセドは高い資質と才能を備えた優れた選手だよ。最も重要なことは、彼が大きく成長できる素晴らしいチームに所属しているということだ」

「今のエクアドル代表は興味深いチームであり、カイセドのような優れた選手とともにコパ・アメリカでどこまでやれるかだね。カイセドだけではない。多くの若い選手が良いレベルを示していて、素晴らしい育成ぶりを反映している」

プジョル氏はこのようにコメントし、今のエクアドル代表に期待をかけている。今夏のコパ・アメリカではメキシコ、ベネズエラ、ジャマイカと同じグループに入っているが、それほどハードなグループではない。決勝トーナメント進出の有力候補と言えるはずで、若さと勢いを見せてほしい。