ドルトムントへのレンタル移籍は大正解? CLベスト4進出まで...の画像はこちら >>

ドルトムントで躍動するサンチョ photo/Getty Images

最悪の形でマンUを出て行ったが

マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるリオ・ファーディナンド氏はドルトムントでキャリアを好転させたジェイドン・サンチョに驚きながらも称賛している。

サンチョは今シーズン、エリック・テン・ハーグ監督との衝突もあり、第3節以降ピッチに立っていない状況が続いていた。両者の関係は最悪とまで言われていたが、冬に救いの手を差し伸べたのが古巣ドルトムントだ。シーズン終了までのレンタル移籍を果たした同選手は、ここまでリーグ戦10試合の出場で1ゴール2アシストを記録。

ユナイテッドがグループステージで敗退してしまったCLでも、サンチョは4試合に出場しており、ラウンド16・2ndレグのPSV戦ではゴールを決めている。さらにラウンド8ではアトレティコ・マドリードを2戦合計5-4で下し、サンチョのいるドルトムントはベスト4にまで駒を進めた。

ドルトムントに行ってからCLベスト4など状況を好転させているサンチョに関してファーディナンド氏は『TNT Sports』にて「彼は証明することがたくさんあり、それを見せている。彼は暗雲が立ちこめる中でマンチェスター・ユナイテッドを去り、現在はチャンピオンズリーグ準決勝でPSGと対戦を控えている。誰があの脚本を書いたのだろうか?彼はそれが起こるとは思わなかっただろう」と、言及した。

ドルトムントにレンタル移籍する前は、トップチームでトレーニングをすることも許されず、ユナイテッド最悪の補強とまで批判されていた。しかし新天地を選んだサンチョは古巣で好パフォーマンスを見せており、再びかつての輝きを取り戻しつつある。

今冬のレンタル移籍には買取オプションはついていないようであり、シーズン終了後には一度ユナイテッドに戻ることが濃厚だ。テン・ハーグ監督の去就次第ではユナイテッド復帰の噂も浮上しているが、サンチョの去就が現段階では不透明となっている。