クロップ退任がチームの “重荷”になっている? EL敗退を受...の画像はこちら >>

ELはラウンド8で敗退 photo/Getty Images

残るタイトルはプレミア

ELラウンド8・2ndレグでアタランタと対戦したリヴァプール。アウェイで行われたこの試合は、開始早々にモハメド・サラーがPKで先制ゴールを挙げて1-0で勝利を収めるも、1stレグの0-3をひっくり返すまでには至らず、2戦合計スコア1-3で敗北。ラウンド8で姿を消すことになった。

指揮官のユルゲン・クロップが退任を発表してからカラバオカップを制したリヴァプールは、4冠を目指していたが、FAカップ準々決勝での敗戦に続き、ELタイトル獲得の夢も途絶えた。そんななか、リヴァプールでもプレイ経験のあるドン・ハッチソン氏はクロップ最後のシーズンという気持ちがプレッシャーになっているのではないかと考えている。

「それは彼らに重くのしかかっている 。ストレスの中でプレイしているチームの姿が見える。彼らはプレッシャーにさらされているチームだ。ユルゲン・クロップとの別れを惜しみ、シーズンを終えようとしている」(『TNT Sports』より)

クロップの退任発表がチームにタイトル獲得へのモチベーションになるという考えも当初はあったが、同氏はそれが選手たちの重荷となり、大きなプレッシャーを抱えたままプレイしているのではないか、と懸念している。

ELのタイトルも逃すことになってしまったリヴァプールだが、まだプレミアリーグのタイトルを残している。前節敗れたことで3位に落ちてしまったが、首位マンチェスター・シティとの勝ち点差は2となっており、まだまだ逆転可能だ。チームはショックを受けているかもしれないが、週末にはまたリーグ戦が待っている。相手は今シーズン接戦を繰り広げているフラムであり、タイトル獲得に向けリーグ戦連敗は避けなければならない。

残されたプレミア制覇に向けて、再びリヴァプールが勢いを増すことができるのか、注目だ。