「アーセナルが彼を手放したなんて信じられない」 PKストップ...の画像はこちら >>

アストン・ヴィラのゴールを守るマルティネス photo/Getty Images

お騒がせなところもあるが……

お騒がせな一面は相変わらずだが、アストン・ヴィラGKエミリアーノ・マルティネスの能力はきっちりと評価されるべきだろう。

アストン・ヴィラは18日にUEFAカンファレンスリーグ準々決勝2ndレグでリールと対戦し、試合はPK戦までもつれる展開に。

そこでマルティネスは2本のセーブを記録し、チームは準決勝進出を決めた。

マルティネスはアルゼンチン代表の守護神でもあり、2022年のワールドカップ・カタール大会でも準々決勝オランダ戦、決勝のフランス戦がPK戦までもつれたが、マルティネスはそこでも決定的な働きを見せている。

マルティネスは長くアーセナルに在籍していた選手で、才能が花開くまでには時間がかかった。本格的に評価されるようになったのはアストン・ヴィラへ移籍した2020年頃からだが、アストン・ヴィラOBのリー・ヘンドリー氏はマルティネスのことを世界最高のGKと絶賛。アーセナルが手放したことに納得していない。

「マルティネスは信じられないよ。
彼は世界最高のGKだ。アーセナルが彼を手放したなんて信じられない」

これに英『sky Sport』のジェラルド・ブランド記者も同意する。

「ヘンドリーの言うことは正しい。マルティネスは世界最高だ。彼は長期にわたって弱点を見せていない。彼のシュートストップ能力、空中戦の能力は明らかに傑出している。
パスも素晴らしい。マルティネスをユニークにしているのはそれだけではない。彼にはディフェンス全体に共鳴するようなエゴがあり、その個性はハイラインを維持するエメリの戦い方にも合っている。彼は大事な場面で力を発揮するんだ」

とにかくPK戦の強さは際立っていて、短期決戦をこなすうえでマルティネスがゴールに構えている意味は大きい。今回のリール戦でもPK戦中に挑発行為で警告を受けるなどトラブルメイカーな面もあるが、その能力は本物だ。