常にフランス代表の中心だったグリーズマン photo/Getty Images
チームの攻撃もどこかリズムに乗り切れない
ベスト16では強敵ベルギーを撃破し、EURO2024ベスト8まで駒を進めてきたフランス代表。優勝候補とされるフランスにとっては当然の結果と言えるが、そのパフォーマンスはどこかスッキリしない。
スペイン『as』が問題視するのは、ディディエ・デシャン体制で常に絶対の存在だったFWアントワーヌ・グリーズマンだ。
33歳を迎えたベテランのグリーズマンは、今やピッチのあらゆるところに顔を出す万能プレイヤーだ。攻守両面でフランス代表に欠かせない存在だったが、今大会はどこか物足りない。
同メディアはコンディションが整っていないと主張しており、シーズンの疲労が抜けていないのかもしれない。
「彼のサイクルがレ・ブルーで終わりを迎えるのではないかという議論が巻き起こっている。ベルギー戦でも最高のパフォーマンスを発揮できず、再び疲労の兆候が見られた。フランス代表にてグリーズマンの重要性が疑問視されたことは一度もなかったが、今回ばかりは最高のコンディションで合流できなかったのではないかと疑われている。ここまで0ゴール、0アシスト、90分あたりのデュエル勝利数42%未満という統計は彼の状態が良くないことを示している」
ここまでチームも流れの中から得点がなく、攻撃に関しては物足りなさが残る。グリーズマンにも厳しい視線が向けられており、デシャンも攻撃の編成には頭を悩ませているかもしれない。