劇的ゴールでチームに勝利をもたらした photo/Getty Images
戸嶋祥郎が劇的ゴール
2024明治安田J1リーグ第22節でFC東京と対戦した柏レイソル。
柏のホームで行われたこの試合で先手をとったのはFC東京だ。
前半は目まぐるしく試合が動いたが、後半は拮抗した展開が続くと、点をとりに行く必要があるFC東京は65分に松木玖生、荒木遼太郎、遠藤渓太を投入する。前線の動きが活発になったFC東京は攻め立てると終盤の86分に徳元悠平のFKを大卒ルーキーの岡哲平が決めて試合を振り出しに戻す。
追いつかれた柏は猛攻を仕掛けるも、ゴールは奪えず、試合はこのまま引き分けで終わるかと思われた。しかし後半ATにドラマが待っていた。90+4分にゴール前に詰めていた戸嶋祥郎がボレーシュートを叩き込み劇的決勝点を決めたのだ。
柏は今シーズン、第14節の湘南戦(2-1)、第15節の札幌戦(2-1)でも後半ATのゴールで勝利している。今節を合わせると3回後半AT弾で勝ち点3を手にしている柏だが、データサイト『Opta』によると、後半ATのゴールによって勝利した試合数はJ1トップとなるようだ。
チームとして貪欲に最後まで勝ち点3を取りに行く姿勢がこの結果に現れており、柏のドラマは後半ATに待っているのかもしれない。劇的勝利で勝ち点3を手にした柏は2連勝を飾り、現在11位となっている。