日本が世界に誇るフリーキッカーの1人 photo/Getty Images
英メディアが選出
英『Football 365』は「最も衝撃的なフリーキック10選」というタイトルでこれまでに世界のキックの名手たちが残したスーパーゴールを10個紹介している。
「衝撃的」という言葉が似合うキッカーである元ブラジル代表ロベルト・カルロスももちろん選出。1997年6月に行われたトゥルノワ・ド・フランスでのフランス代表戦で生まれた敵陣中央から左アウトサイドで驚異的なカーブを見せた伝説のFKも紹介されている。
他にもデイビッド・ベッカムが2002年日韓W杯出場を手繰り寄せた欧州予選最終節のギリシャ戦の後半ATのFKやマンチェスター・ユナイテッド時代にクリスティアーノ・ロナウドが2008年のポーツマス戦で壁を越えてゴール右隅に突き刺さったFKなども選出されている。
インサイドで縦回転のFKを決めたダビド・ルイスや規格外のパワーを持つ元ブラジル代表フッキ、FKが代名詞のジュニーニョ・ペルナンブカーノなどのスーパーFKが紹介される中、日本が誇るフリーキッカーも選ばれている。本田圭佑だ。
無回転を武器に様々なFKを決めてきたホンダだが、同メディアが選んだのは2010年の南アフリカW杯デンマーク戦で記録したゴールだ。17分に右サイドのタッチライン付近で獲得したFKはゴールまで距離があったものの、軌道が不規則に変化するブレ球を叩き込んだ本田。同メディアはこのゴールをこのように評している。
「日本のセットプレイのスペシャリストが35ヤード先の右側からシュートを放つ。ボールは揺れ、浮き上がり、そして驚くほど独特な軌道を描いてネットに吸い込まれた。彼の蹴り方とボールの性質によるのだろう。GKにはチャンスはなく、止めることができない」
FIFAワールドカップの公式のXが紹介する「サムライブルーのW杯でのベストゴールランキング」でも1位を獲得した本田のこのゴールは我々日本人にとってだけではなく、世界にも衝撃を与えた一撃だったようだ。
#SAMURAIBLUE のW杯でのベストゴールをランキングで毎日紹介!
— FIFAワールドカップ (@FIFAWorldCup_JP) August 26, 2022
:本田圭佑(vs デンマーク)
栄えある第1位は2010年W杯で本田圭佑が披露した圧巻の無回転フリーキック! 約40m超のロングシュートは異質な弾道を描きながら、鮮やかにネットに突き刺さりました pic.twitter.com/MiGvFEZNik