トッテナムでプレイするドラグシン photo/Getty Images
トッテナムではまだ主力になれていない
今夏のEURO2024でサプライズチームの1つになったのがルーマニア代表だ。グループステージ初戦でウクライナを3-0で粉砕したゲームは見事で、攻守にエネルギー溢れるチームだった。
そのチームを最終ラインから統率したのがトッテナムに所属するセンターバックのラドゥ・ドラグシンだ。
今冬にトッテナムへ移籍したドラグシンだが、EUROで見せたパフォーマンスにトッテナムのサポーターも驚いたのではないか。トッテナムではまだ主力になりきれていなかったため、実力が未知数なところがあった。
しかし、ルーマニア代表では22歳の若さで守備の要だ。ファイト溢れる守備には22歳と思えぬ頼もしさがあり、トッテナムでの新シーズンに期待が持てるパフォーマンスだったと言える。
クラブ公式にて、ドラグシンも新シーズンへ良い仕上がり具合だと自信を見せていた。
「チームに戻ってチームメイトやスタッフとトレーニングを始めるのが楽しみだったよ。可能な限り最高レベルのトレーニングをおこなっているところだ。プレミアの初戦までまだ時間があるから、全力で取り組んでいくよ。開幕に100%の状態で臨み、重要なことを成し遂げるつもりだ」
クラブと代表ではプレイスタイルも環境も異なるが、EUROで見せたパフォーマンスをトッテナムに持ち込めるならば心強い。今季はドラグシンにとってブレイクのシーズンになるかもしれない。