怪我人続出のシティで輝くヌネス photo/Getty Images
直近2試合で1ゴール3アシストのヌネス
プレミアリーグ第9節マンチェスター・シティはホームにサウサンプトンを迎え、1-0で勝利を挙げた。
シティは怪我人が続出しており、この試合ではオスカー・ボブ、ケビン・デ・ブライネ、ロドリ、カイル・ウォーカー、ジャック・グリーリッシュ、ジェレミー・ドクの6人が負傷でメンバー外となっている。
左WGを務めるグリーリッシュとドクが離脱し、ペップ・グアルディオラ監督はマテウス・ヌネスをそのポジションで起用した。本来はインサイドハーフでプレイする選手だが、シティではたびたび左サイドでピッチに立っている。
慣れないポジションながらヌネスはインサイドハーフのベルナルド・シウバと素晴らしい連携を披露しており、何度も左サイドのポケットに侵入してゴール前のアーリング・ハーランドにボールを届けていた。先制点はまさにその形から生まれており、ヌネスはCLスパルタ・プラハ戦に続いてのアシストを記録した。
左WGで起用されるヌネスは、どこかグリーリッシュとドクのプレイを思い出させるようなスタイルだ。グリーリッシュのようにドリブルで相手を押し込むことができ、ドクのようにスピードで縦に抜くこともできる。グリーリッシよりも少し大胆で、ドクよりも正確なキックを持っている。
グリーリッシュ、ドクとの明確な違いは守備時の強度で、身体能力を生かしたプレスバックには迫力がある。CLスパルタ・プラハ戦では3度のボール奪取を成功させ、相手の攻撃を食い止めている。
ヌネスの貢献度は日に日に高くなっている。昨季はデ・ブライネが長期離脱し、フィル・フォーデンが中央で覚醒したが、今季はグリーリッシとドクの離脱がヌネスの覚醒を手伝うことになるのだろうか。