リヨンで活躍するトリッソ photo/Getty Images
リヨンで確かな実力を発揮
黙々と自分の仕事をこなす職人肌な選手ということもあり、やや地味とのイメージもあるかもしれない。ただ、現在リヨンの中盤を引き締めるMFコランタン・トリッソの実力を過小評価してはならない。
トリッソはリヨンのアカデミーで育った選手で、2017年から5年間はバイエルンでもプレイしたセントラルMFだ。バイエルン時代は怪我に悩まされたところもあるが、2022年からは古巣リヨンに復帰し、主力としてプレイを続けている。
それは今季も変わらず、仏『RMC Sport』はもう一度トリッソをフランス代表に招集してもいいのではないかと取り上げている。
絶対的な主力というわけではなかったが、トリッソは2018年のワールドカップ・ロシア大会優勝メンバーでもある。しかし、最後に代表でプレイしたのは2021年6月に行われたEURO2021・ポルトガル戦だ。3年半も代表から遠ざかっていることになる。
現在は30歳を迎えているが、リヨンでは継続的にプレイ出来ている。同メディアのダニエル・リオロ記者も、今のフランス代表に入れる実力者と太鼓判を押す。
「フランス代表のMFリストを作った時、現時点でトリッソより優れている者がどれだけいるだろうか。彼より優れた選手はいないね。今季のスタート以来、リーグ・アンとヨーロッパリーグの両方でトリッソはグエンドウジよりも劣っているか?Noだ。アドリエン・ラビオはどうか。
フランス代表からはアントワーヌ・グリーズマンが代表引退を表明し、ややリーダーが不足しているところがある。30歳のトリッソは経験も豊富で、ワールドカップ優勝メンバーとしてチームのリーダー的存在にもなれるはずだが、代表監督ディディエ・デシャンは今のトリッソをどう見ているか。