ソシエダのスビメンディ photo/Getty Images
どのチームがスビメンディを獲得するのだろうか
中盤の底で効果的にプレイできる選手の価値は年々上がっている。マンチェスター・シティはアンカーのロドリを欠いたことで今季絶不調に陥っており、そのシティを下したリヴァプールはライアン・グラフェンベルフがアルネ・スロットのサッカーにフィットし、プレミアリーグで首位を独走しているチームをけん引している。
多くのクラブが中盤からチームを支えられるアンカーの実力者を求めており、レアル・ソシエダのマルティン・スビメンディは今後の移籍市場で争奪戦になるだろう。
スビメンディはソシエダのユース出身で、日本代表FW久保建英のチームメイト。配球力、守備力ともにワールドクラスのものを持っており、前述したシティとリヴァプールだけでなく複数のクラブがスペイン代表MFに関心を寄せている。
リヴァプールは今夏スビメンディに最も接近したクラブの1つだ。同選手の契約解除金を支払う用意はできていたようだが、本人との合意を取り付けることができなかった。スビメンディはクラブ愛を示したのだ。
しかし、『The Athletic』によると、スビメンディの気持ちに変化が生まれており、現在は退団を受け入れているという。といってもシーズン中にソシエダを去ることはなく、移籍したとしても最短で来夏になるとみられている。シティはロドリ不在の影響もあって今冬での補強を目指しているようだが、実現する可能性は低いのかもしれない。