サム・グッドマンの負傷で次戦が1月に延期した井上尚弥 photo/Getty Images
アメリカでもスターになれると井上を絶賛
プロボクシング界のモンスターこと井上尚弥が、『ESPN』の男子ボクサートップ100のランキングで2位に選出された。
井上と言えば、現スーパーバンタム級4団体統一王者。
アメリカでは軽量級の人気が低いこともあり、軽量級の王者に対して実力を軽視する傾向がある。だがこの『ESPN』の井上に対する評価をみると、このモンスターのスピードとパワーとボクシング技術を持ってすれば、階級に関係なくその戦いぶりにアメリカ人も魅了されるということを示唆しているのだろう。
ちなみに1位は、現WBA、WBC、WBOヘビー級王者アレクサンドル・ウシク。戦績は22戦無敗の14KO。無敗記録でもKO率でも、井上が上回っていることから間違いなく井上が世界最高峰であることがわかる。ウシクは、タイソン・フューリーとの再戦を控え、井上は2025年1月にサム・グッドマンとの試合を控えている。その両試合の結果次第では、次回のランキングでは井上が1位を獲得するかもしれない。
ちなみに、このランキングで9位には現WBCバンタム級王者の中谷潤人も選出されている。2025年中には、中谷が階級を上げ、井上と対戦する噂もあり、『ESPN』ではその試合を日本のボクシング史上最大の試合になると言及している。
果たして井上対中谷は実現するのか、また井上尚弥はどこまでモンスターぶりを見せつけるのか、今後の彼の戦いに注目したい。