バルセロナのフレンキー・デ・ヨング photo/Getty Images
今季先発出場は2試合のみ
バルセロナのフレンキー・デ・ヨングが厳しい状況に置かれている。2019年7月にアヤックスからバルセロナに加入して以降、主力選手として活躍してきたが、今シーズンは怪我による長期離脱の影響もあってチーム内での序列が低下している。
今シーズンのデ・ヨングのここまでの総出場時間はわずか469分、宿敵レアル・マドリードを破って優勝を飾った12日(現地時間)のスーペル・コパ決勝でもベンチ入りこそしたものの、出場しなかった。
デ・ヨング自身は今のところ移籍について明言しておらず、当面はバルセロナでの定位置奪還を狙うつもりのようだ。しかし、同選手の母国オランダの英雄で1988年の欧州選手権優勝の立役者であるルート・フリット氏は、オランダメディア『Ziggo』の番組に出演した際にデ・ヨングに対して移籍を勧めている。
「私は、デ・ヨングが再びサッカーをプレイしてくれることを望んでいる。彼はベンチに座るべき選手ではない。現在27歳で年齢的にはちょうどキャリアのピークにある。彼が解決策を見つけること、自分に合ったクラブを見つけることを願っている。今は前を向くべき時なんだ」
また、フリット氏は具体的な移籍先としてドイツのバイエルン・ミュンヘンの名前を挙げ、「私はバイエルンがいいと思っている。デ・ヨングにとって本当に素晴らしい移籍となるだろう」ともコメントしている。