フラムでプレイするR・ヒメネス photo/Getty Images
アトレティコでは1ゴールしか奪えなかった
母国メキシコを離れ、欧州で戦い始めて10年。メキシコ代表FWラウール・ヒメネスはプレミアリーグを代表するストライカーの1人となった。
ヒメネスにとって欧州初挑戦となったのは、2014年に移籍したアトレティコ・マドリードだ。当時のアトレティコはジエゴ・コスタ、ダビド・ビジャが退団し、新たなFWとしてマリオ・マンジュキッチ、アントワーヌ・グリーズマンらを補強。その新FWの1人だったのがクラブ・アメリカから獲得されたヒメネスだ。
しかし当時23歳のヒメネスがアトレティコで出番を得るのは難しく、アトレティコでは通算28試合で1ゴールのみとインパクトを残せなかった。
それでも悪い思い出ではないようだ。スペイン『Mundo Deportivo』によると、ヒメネスはプレイタイムが少ない中でも成長があったとアトレティコ時代を振り返る。
「それなりの困難もあった。23歳で初の外国暮らしだったしね。それでも人間的に成長することができた。僕がアトレティコに加入した時は、チームが前のシーズンのリーガを制していて、CLでも決勝に進んでいた。いきなりスーペルコパでベイル、ペペ、セルヒオ・ラモス、ベンゼマらと対戦することになったからね。プレイ時間は少なかったけど、それでも成長させてくれたよ」
ヒメネスはベンフィカ、ウォルバーハンプトン、そして2023年から現在のフラムでプレイしており、ウルブズ時代にはプレミアで17ゴール奪ったシーズンもある。