解任囁かれるポステコグルー監督 Photo/Getty Images
レヴィ会長を悩ませるジレンマ
トッテナムはプレミアリーグ第23節でレスターと対戦し、1-2と逆転負けを喫した。これで直近のリーグ戦7戦6敗1分となり、順位は15位に沈んでいる。
このオーストラリア人指揮官の将来は大きな疑問にさらされており、イプスウィッチのキーラン・マッケナなど後任監督の名前も噂されている。しかし、実際問題として解雇は簡単ではないようだ。
ポッドキャスト『Inside Track』で元アストン・ヴィラCEOのキース・ワイネス氏が語ったところによると、ポステコグルー監督は年間で500万ポンドを受け取っており、今すぐの契約解除となれば違約金として1200万ポンド(約23億2600万円)を支払わねばならないという。
主力選手の多くが怪我で離脱という状況にあって、監督の首をすげ替えたところで状況が好転するはずもない。しかし怪我人を出し続けているのはポステコグルー監督のスタイルが原因だとする声もあり、来季のことも考えれば早めの解任が吉と出る可能性もある。ダニエル・レヴィ会長は大きなジレンマに悩まされていると英『THE Sun』も伝えている。
昨季、特に序盤は徹底した攻撃スタイルで賞賛を浴びたポステコグルー監督だが、現在はその首がいつまで繋がっているのか不透明な状況にある。厳しいスケジュールが続くが、カップ戦ではカラバオカップ準決勝1stレグでリヴァプールを破るなど結果を出すこともできている。トッテナム首脳陣はどのような決断を下すだろうか。