韓国代表を率いるホン・ミョンボ photo/Getty Images
近年欧州組が増加する韓国代表
韓国代表の指揮官ホン・ミョンボ監督が、日本のように欧州の事務所を設置すべきだと提言した。
韓国の『Sports Times』によれば、先月ヨーロッパ視察を終えたホン・ミョンボ監督が「私たちもヨーロッパにオフィスというのが必要な時期だと思う」と発言し、日本がドイツに拠点を置いている施設と同様のものを韓国も設置すべきだと述べた。
ホン・ミョンボ監督は欧州視察の際、同じく欧州視察を行なっていた日本代表の森保一監督と面会し、日本が行なっている取り組みや役割を確認したという。「日本はそのオフィスに滞在している欧州のディレクターが直接クラブや選手と接触する。招集前に必要な事項を代表チームに送ってくれる。一方で私たちはここで全く知らない状態で情報を受け取るが、そのような情報を得ることができれば代表チームにも非常に良い環境になるだろう」と言葉を続けた。
韓国代表は近年、日本と同様に欧州で活躍する選手が増加している。ソン・フンミンや、イ・ガンイン、キム・ミンジェのような主軸だけでなく、ブレントフォードに所属するキム・ジスや、ソンと同様トッテナムに移籍した18歳のヤン・ミンヒョク、セルティックに所属するヤン・ヒョンジュンなど若手からベテランの選手まで数多くの選手が欧州のクラブに所属している。昨年11月の韓国代表の招集メンバーを見てみると、26人中12人が欧州組と大半を占めており今後も欧州組が増加することを考えると韓国にも欧州の拠点となる施設が必要になるだろう。
同メディアはドイツ・デュッセルドルフにあるJFAのオフィスに触れ「この施設を通じてヨーロッパの選手たちに施設、言語、文化的な適応など様々な支援を行っている」と紹介していた。なお昨年12月にはJリーグがJFAに引き続きイギリスのロンドンに欧州支部となる『J.LEAGUE Europe』を設立している。