チェルシー戦でスーパーゴールを決めた三笘 photo/Getty Images
芸術的ファーストタッチとして偉大な先輩たちの仲間入り
前節のチェルシー戦に続き、23日に行われたプレミアリーグ第26節サウサンプトン戦でも得点を記録したブライトンFW三笘薫。
三笘が特別なアタッカーである理由の1つに、芸術的とも言えるトラップ技術がある。
今月15日のチェルシー戦で見せたゴールシーンはそれを象徴するもので、後方からのロングボールを正確にトラップしたところから相手DFを翻弄し、最後は冷静にゴールへシュートを流し込んだ。
このゴールを今季のプレミア年間ベストゴール候補に推す声まであるほどだが、プレミアリーグ公式も三笘がチェルシー戦で決めたゴールをワールドクラスの一撃と認定。プレミアの歴史に残る『ワールドクラス・ファーストタッチ』として、三笘のゴールを含めた歴代のベストゴール集を振り返っている。
これは芸術的なファーストタッチが印象的なスーパーゴールをまとめたものだが、そこでは魔術的なトラップを見せていた元アーセナルFWデニス・ベルカンプ、元トッテナム&マンチェスター・ユナイテッドFWディミタール・ベルバトフ、元アーセナルFWロビン・ファン・ペルシー、元リヴァプールFWルイス・スアレスらが決めたゴールも紹介されており、そこに三笘の一撃も肩を並べることになった。
プレミア公式は「どのゴールが1番のお気に入り?」と問いかけているが、そこでも三笘の一撃をNo.1にプッシュする声が出ている。
「個人的には三笘のゴールだ。背後からのロングボールをトラップし、すぐさま右足で中へカットインしてからの素晴らしいゴールだ」
「三笘は過小評価されている。彼はMVPにふさわしい」
「三笘のゴールはファーストタッチだけではなく、全てのタッチがパーフェクトだった」
相手DFが寄せてきていた中で背後からのロングボールをトラップするのは簡単なものではない。それをあっさりやってしまうところに三笘の凄さがあり、三笘もプレミアの歴史に残るシルキータッチの持ち主として記憶されていくことになるだろう。