新ボクシングリーグに期待が集まる Photo/Getty Images
新たな試み
UFCとWWEを所有するニューヨーク拠点のスポーツ・エンターテインメント企業、TKOグループ・ホールディングスは、サウジアラビアの公共投資基金(PIF)からの資金援助により新しいボクシングリーグを設立することで合意に近づいていると発表した。
サウジアラビアではボクシングに巨額の投資が行われており、同国の投資家らがリーグ設立に関心を示しているとの報道が以前からあった。
WWEとUFCも同地でイベントを開催しており、TKOグループの社長兼COOのマーク・シャピロ氏は新リーグ創設の契約が完成に着実に近づいていると述べ、以下のように説明している。
「我々がサウジアラビアと交渉中であることは誰もが知っていると思うが、もう少し詳しく説明したい。TKOグループがプロデューサーとプロモーターになり、この事業の運営責任を負っているボクシングリーグの創設について、サウジアラビア側と合意に近づいている。その場合、我々は1000万ドル(約15億円)以上の報酬を受け取ることになる」
「我々は資金も資本も投入していないし、いかなる費用も負担していない。当社は、最高財務責任者(CFO)アンドリュー・シュライバーやWWE社長のニック・カーン、そしてUFC最高執行責任者(COO)を務めるローレンス・エプスタインが率いる代表団をロンドンに派遣し、サウジアラビアの代表団と会談したところだ」
「彼らは今週初めに丸一日会議をしており、私たちは非常に合意に近づいてきている。何か正式なものがあれば公表する」
リーグがどのようなものになるのか、誰が出場するかについてはまだほとんど情報がない。今後、発表されるであろう情報に注目が集まる。