トッテナムを離れて数々のタイトルを手にしたモドリッチ Photo/Getty Images
ハリー・ケインはまだだ
トッテナム・ホットスパーは強豪チームではあるが、近年はタイトルを獲得できていないことで“無冠チーム”などと揶揄されがちだ。最後にタイトルを獲得したのは2008年のEFLカップまで遡る(2019年のアウディカップは除く)。
しかし英『THE Sun』は、トッテナムを離れた選手たちが続々とタイトルを獲得していることに注目した。その数は実に44名にのぼると皮肉っている。なお、ローン移籍中の選手や、W杯などの国際トロフィーはカウントされていない。
現ニューカッスルのキーラン・トリッピアーは、先日のカラバオカップ優勝でトロフィーを獲得した最新の選手となった。2021年にはアトレティコ・マドリードでラ・リーガのタイトルも獲得している。
リストの最上位にくるのはレアル・マドリードのルカ・モドリッチだろう。リーガ優勝4回、チャンピオンズリーグ6回獲得は偉大な業績だ。カイル・ウォーカーもマンチェスター・シティでトレブルを経験。プレミアリーグ優勝は6回にのぼる。
他にもルーカス・モウラ、トビー・アルデルヴァイレルト、ヤン・フェルトンゲン、クリスティアン・エリクセン、ダビンソン・サンチェス、タンギー・エンドンベレなどがそれぞれの所属チームでタイトルを獲得した。2023年に25歳で亡くなった下部組織育ちのアントン・ウォークスも、2019年にポーツマスでEFLトロフィーを獲得している。トッテナムを離れた選手たちは、不思議とタイトルに縁がある。
しかし未だにタイトルと無縁なスター選手が1人いる。バイエルン・ミュンヘン所属のFWハリー・ケインだ。昨季タイトルを求めてバイエルンへと渡ったが、リーグ優勝はレヴァークーゼンにかっさらわれてしまった。だが今季のバイエルンはブンデスリーガ首位を独走しており、ケインの初タイトルもまもなくだと思われる。
現在トッテナムはプレミアリーグ14位と低迷しており、今季残すはヨーロッパリーグのみ。次にトッテナムがタイトルに到達するのはいつになるだろうか。