昨年11月のベルギー戦でのイタリア代表 photo/Getty Images
EURO2024後に復調
20日(現地時間)、イタリアはUEFAネーションズリーグのリーグA準々決勝1stレグでドイツと対戦する。
前回大会優勝チームとして臨んだ昨年夏のEURO2024では決勝トーナメント1回戦でスイスに0-2で敗れたイタリアだが、その後に行われたネーションズリーグのグループリーグでは9月7日のフランス戦(3-1)、11月15日のベルギー戦(1-0)と強豪国を相次いで撃破。
その準々決勝ではドイツと対戦する。EURO2024の準々決勝で優勝国スペインと互角の勝負を展開したドイツはイタリアにとって間違いなく強敵だが、彼らには心強いデータもある。
1923年以来イタリアはドイツと計37回対戦し、通算成績はイタリアが15勝11敗12分けとリード。さらに両国はこれまでワールドカップで5回、EUROで4回対戦しているが、イタリアが90分以内もしくは延長戦でドイツに敗れたことはない。国際大会でのイタリアはドイツにとって天敵とも言える存在だ。
イタリア代表で長年にわたってゴールキーパーとして活躍し、現在は同国代表のスポーツディレクターを務めているジャンルイジ・ブッフォン氏もEURO2024後に復調したチームに期待を寄せている。
「イタリアは非常に競争力の高いチームであり、賢くてカリスマ性のある監督が指揮を執っている。ヨーロッパの最強国の一つとも言えるチームと戦うこの2試合は、直近6カ月間での仕事の成果を見せる良い機会になる」(ドイツ紙『Bild』より)
イタリアとドイツによる準決勝は、1stレグが20日にミラノ、2ndレグが23日にドルトムントでそれぞれ行われる。果たしてどちらがベスト4への切符を手にするのだろうか。