マインツは3位につける photo/Getty Images
堅守速攻を武器に特別なシーズン
ここまでドイツ・ブンデスリーガ第26節までを消化し、3位につけているマインツ。昨季13位でフィニッシュしていたことを考えると、この躍進は見事と言うしかない。
それを支えるのは、指揮官ボー・ヘンリクセンが植え付けた堅守だ。ここまでリーグで2番目に少ない28失点に抑えており、その中でもブンデスリーガ公式は中盤を引き締める佐野海舟とナディーム・アミリのことを称賛する。
マインツはチームとしてアウグスブルクと並んでリーグ1位タイとなる1試合平均10.2回のインターセプト数、リーグ最多となる751回のクリア回数を記録するなど、守備のスタッツはかなり印象的だ。
中盤では佐野がチーム3位となる46回のタックル数、チーム最多となる42回のインターセプト数を記録。そこでボールを回収し、素早く前線のジョナタン・ブルカルトへ繋いでいくのがマインツの戦い方だ。
同サイトはマインツがシンプルに前線へボールを運んでいるところを評価していて、後方でのビルドアップに時間をかけすぎることもない。ファイナルサードでの1試合平均ボール奪取数もリーグ3位となる4.3回と多く、敵陣でボールを奪う術に長けている。
果たしてトップ4を守れるのか。佐野&アミリの中盤、最前線のブルカルトとセンターラインが整備されているところに強みがあり、今季はマインツにとって特別なシーズンとなっている。