ボーンマスで再びブレイクするクライファート photo/Getty Images
父もバルセロナで大活躍した
やはり偉大な父親の影響も大きかっただろうか。現在ボーンマスで再びのブレイクを果たしているオランダ代表FWジャスティン・クライファートは、バルセロナでプレイすることを夢に掲げてきたという。
ジャスティンの父パトリック・クライファートはバルセロナでも活躍したストライカーであり、ジャスティンもそこを意識していたようだ。
ジャスティンはオランダ国内のアヤックスで最初のブレイクを果たすと、2018年にローマへと移籍した。当時は5大リーグへ挑戦するには早すぎるのではとの声もあったが、ジャスティンはこれがバルセロナ行きへの最短コースと考えていたと明かしている。
「父の功績もあったし、バルセロナへ行くにはローマ移籍が最速のルートだと思った。ただ、もちろんそんなに簡単なことではなかった。ボーンマスへの移籍は良い選択だったよ。監督のイラオラは僕をウイングではなく、ストライカーの背後でプレイすべきだと考えていた。面白いことに、アヤックスのディレクターを務めていたオーフェルマルスも僕が10番でプレイすることになるだろうと言っていたんだ」(『De Telegraaf 』より)。
ローマでの挑戦に失敗したジャスティンは、そこからライプツィヒ、OGCニース、バレンシアとレンタル移籍を繰り返した。夢のバルセロナ移籍は遠い目標となってしまったわけだが、まだ25歳と若い選手だ。ボーンマスでは評価を上げており、ここからビッグクラブへ向かうことも不可能ではない。それがバルセロナとなるかは分からないが、ジャスティンは再び夢を描ける状況となっている。