怪我に苦しむショー photo/Getty Images
アモリムのスタイルにもフィットするはず
怪我さえなければ、今頃ワールドクラスの左サイドバックとの評価を手にしていたのだろうか。
英『Manchester Evening News』が嘆くのは、負傷離脱が続いているマンチェスター・ユナイテッドDFルーク・ショーだ。
今季はリーグ戦2試合、ヨーロッパリーグ1試合の計3試合に出場しただけで、合計プレイタイムは僅か98分に留まる。その後はリハビリの日々が続いており、今季終盤戦に復帰できるかどうかという状況だ。
ショーがプレミアリーグで最後に先発したのは、昨年2月に行われたルートン・タウン戦のことになる。あれから1年以上が経過していて、これはマンUにとっても痛手だ。ショーが好調ならば、ルベン・アモリム体制で左ウイングバック、3バックの左センターバックに入ることが可能だからだ。
同メディアは、怪我の問題さえなければトップクラスの選手だとフォローする。ショーに関しては放出した方がいいとの意見もあるかもしれないが、まだマンUの戦力になると信じているのだ。
「何より腹立たしいのは、コンディションが整っている時の彼がいかに優れた選手か誰もが知っていることだ。2022-23シーズンは怪我の問題もなく、左サイドバックで素晴らしい活躍を見せた。テン・ハーグ前監督は世界最高の左サイドバックと称賛したほどだ」
「ショーの負傷歴を知るユナイテッドのサポーターは、今夏の退団を望むだろう。しかし、今季3試合しか出場できていない選手に移籍金を支払いたがるクラブは少ないはずだ。2027年まで契約を残すショーを手放す現実的な選択肢はレンタル移籍となるが、今季終盤戦を力強く終えることができたならば、ショーはユナイテッドでのキャリアを復活させられるかもしれない。
経験豊富な選手ではあるが、まだ29歳だ。キャリアの序盤に大怪我を負ってしまったことも不運だったが、実力は確かなものがある。現在のアモリム体制にもフィットするタイプのはずで、何とか今季終盤戦にインパクトを残してほしいところだ。