ドジャース一筋、18年目を迎えたカーショー photo/Getty Images
制球に苦しんだ復帰登板
ロサンゼルス・ドジャースのクレイトン・カーショー投手が日本時間18日、本拠地で行われたロサンゼルス・エンゼルス戦で今季初めて先発のマウンドに上がった。
足の指や膝のケガで離脱してから280日ぶりのメジャーに復帰した左腕は、この日、4回を投げ5安打3四球5失点。
幸い彼に負けはつかなかったものの、本来の実力が発揮できないままにベンチへと退いた。
そのカーショーは、初回から制球に苦しんだ。ヒットや2者連続四球で1死満塁のピンチを背負うと、5番ローガン・オホッピーの2点適時打と7番マット・ルーゴの適時二塁打でいきなり3失点。続く3回には3番テーラー・ウォードにソロ本塁打を浴び、4回にも犠牲フライでさらに1点を失った。
試合後にこの日の投球を振り返ったカーショーは「もっとできたと思う。でも結果に関係なく、ドジャースタジアムに戻って来られたこと自体が、私にとって特別なことだった」とまずは復帰できたことに満足を見せた。
ただ当然結果も求められてくる。制球に苦しんだ原因を問われると「分からない。良い球もいくつかあった。明日ビデオを見直して、ブルペンで修正して、次に向けて準備したい」と修正の必要性も口にした。
また手術後のコンディションについては問題ないことを明かしたが、初回に38球も費やしたことに触れ「リハビリ登板では球数を要する回を経験しなかった」とスタミナ不足にも言及。本来の投球を取り戻すには、もう少し時間がかかりそうな様子も窺わせた。
果たしてカーショーは次回登板でより良い投球を披露することができるか注目される。先発投手陣に多くのケガ人を抱えるドジャースにとって、彼の活躍次第で今後のリーグ戦の順位が左右されるかもしれない。
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