打撃好調の鈴木 photo/Getty Images
変化球を捉えた巧みなスイング
シカゴ・カブスの鈴木誠也外野手が日本時間8日、敵地で行われたデトロイト・タイガース戦に3番・右翼で先発出場し、今季3度目の1試合2本塁打を放つ活躍を見せた。
初回、2死の状況で回ってきた第1打席でまずは1本目。
4回の第2打席は見逃し三振、6回の第3打席は左飛。そして8回に迎えた第4打席で5月1日のピッツバーグ・パイレーツ戦以来となる1試合2本の本塁打を記録した。
鈴木は3番手チェース・リーが2球目に投じたスライダーを、1本目と同様にうまく掬い上げ、左翼席に飛び込む16号ソロを放った。 これで打点は、チーム単独トップ、ナ・リーグ単独2位に浮上する通算55打点とした。
鈴木は、試合後にこの日のバッティングを振り返ると「いい時と悪い時とがあるが、すぐに修正ポイントを見つけて、冷静にやれているというのが一番かなと思う」と述べ、チームの好調の要因については「一人一人が自分の役割を分かっている。打てなかったとしても何とかしようという気持ちで打席に入っていると思う。それが今のいい結果につながっている」と話した。
そのカブスは、この試合5本の本塁打を記録して6-1快勝。ナ・リーグ中地区首位を走っている。