力の差を見せつけたドバリシビリ photo/Getty Images
2度目の防衛に成功
日本時間2025年6月8日に行われた「UFC 316」のメインイベントで朝倉海の練習パートナーを務めたメラブ・ドバリシビリがUFC世界バンタム級王座の防衛に成功した。
対戦相手は元同級世界王者ショーン・オマリー。
今回の試合は、王者にとっては2度目の防衛戦。一方、オマリーは王座陥落以来の試合でリベンジマッチとなった。
試合はスタンドでの打撃を得意をするオマリーがジャブや蹴りで自分の得意の距離を作ろうとするのに対し、ドバリシビリは隙あればテイクダウンを狙い、突進しながら連打を仕掛けていく。
王者は距離を縮め何度かテイクダウンで相手を捕まえ、グラウンドの攻防で優位な展開を作る。すると3R、ドバリシビリが2度のテイクダウンを成功させ、無尽蔵のスタミナでトップからパウンドやヒジを見舞うと、次第にオマリーは勢いを失い、最後はチョークにタップした。
客席の最前列にはドナルド・トランプ大統領の姿があり、ドバリシビリは勝利後にゲージを乗り越えて真っ先に握手を求める一幕もあった。
試合後のインタビューで王者は、勝利の要因について自身の持ち味であるハードワークを挙げた。