シュツットガルトでブレイクしたヴォルテマーデ photo/Getty Images
大型FWながら足下の技術に強みがある
今季シュツットガルトでブレイクし、現在行われているU-21欧州選手権でもドイツ代表のエースとしてチームの決勝進出に大きく貢献しているFWニック・ヴォルテマーデ。
そのヴォルテマーデ獲得に動いているとされるのが王者バイエルンだ。
独『Kicker』はバイエルンがヴォルテマーデをどのように起用するつもりなのかと特集しているが、バイエルンの最前線には絶対的エースのハリー・ケインがいる。1番手ケインの構図が変わることはない。
ただ、同メディアはヴォルテマーデとケインの共存は十分に可能と見ている。バイエルンは今季限りでFWトーマス・ミュラーが退団するが、ヴォルテマーデがミュラーの後継者になれると考えているのだ。ミュラーと198cmのサイズを誇る大型FWヴォルテマーデは全く同じタイプというわけではないが、ヴォルテマーデは足下の技術に強みがある。トップ下をこなすこともでき、ケインとの縦関係は面白い化学反応となるかもしれない。
バイエルンのトップ下にはジャマール・ムシアラもいるが、ムシアラの場合は左サイドに回すこともできるか。ヴォルテマーデはバイエルンにとって単なる前線のバックアッパーではなく、ケインやムシアラと共存できる前線のキーパーソンになれる可能性がある。将来的にはケインに代わるセンターフォワードにもなれるはずで、ヴォルテマーデの獲得はバイエルンにとって理想的なアイディアか。