メキシコ代表のモラ Photo/Getty Images
未来がやってきた
メキシコ代表のジルベルト・モラが、ゴールドカップのサウジアラビア戦に先発出場し、16歳257日で同国史上最年少のA代表デビューを飾った。歴史的瞬間に立ち会った現地メディアやファンからは、「未来がやってきた」と称賛の声が上がっている。
所属クラブはリーガMXのクラブ・ティフアナ。攻撃的ミッドフィルダーとしてプレイするモラは、身長168cmと小柄ながら、高いテクニックと冷静な判断力で攻撃を操るタイプ。2024-25シーズンはわずか16歳にして公式戦30試合に出場し、2ゴール1アシストを記録している。
この試合では73分まで堂々とプレイし、年齢を感じさせない落ち着きと視野の広さでチームに貢献した。これまで各年代の代表チームに名を連ねてきたモラだが、ついにA代表の舞台でもその才能を見せつけた格好である。
メキシコ代表は、今年9月に日本代表との国際親善試合を予定している。A代表での地位を確立できるかどうか、そしてその舞台で再びモラの名が呼ばれるのか。新時代の到来を予感させる逸材から、今後も目が離せない。