好調時は凄まじい点取り屋だったロナウド photo/Getty Images
アンリ、レヴァンドフスキらを抑え1位の評価
今もバルセロナのエースとしてゴールを量産するFWロベルト・レヴァンドフスキ、まだ若手と言える年齢だが、マンチェスター・シティでゴールを重ねるFWアーリング・ハーランドなど、現代もワールドクラスと呼ばれるストライカーは複数存在する。
しかし、21世紀最強のストライカーはまだ元祖怪物ロナウドなのかもしれない。
『21世紀ストライカーTOP10』なるランキングを作成したのは、英『GIVE ME SPORT』だ。その中で同メディアはロナウドを21世紀最強に選んでいる。ロナウドの場合は1990年代後半も活躍していたが、2002年には日韓ワールドカップを制するなど、2000年代前半もインパクトを残していた。活躍した期間はそれほど長くないかもしれないが、全盛期のインパクトでは他のストライカーを上回っているとの評価だ。
10位:サミュエル・エトー
9位:ラウール・ゴンザレス
8位:ハリー・ケイン
7位:ズラタン・イブラヒモビッチ
6位:ロベルト・レヴァンドフスキ
5位:ルイス・スアレス
4位:ウェイン・ルーニー
3位:カリム・ベンゼマ
2位:ティエリ・アンリ
1位:ロナウド
ランキングはこうなっている。近年ではスアレス、レヴァンドフスキ、ベンゼマの評価が高い傾向にあるため、トップ下から時にはサイドハーフまで様々な役割をこなしてきたルーニーが4位に入っていることには疑問もあるかもしれない。ただ、若い頃のルーニーが特別な点取り屋だったのは確かだ。
そんな猛者たちを抑え、1位に選んだロナウドについて同メディアは次のように称えている。
「ロナウドのピークは90年代かもしれないが、その伝説的な活躍は2000年代も続き、地球最高のストライカーと称された。絶好調時はとんでもなく、スピード、パワー、正確なプレイでDFを翻弄する完璧なセンターフォワードだった。2002年のワールドカップでは8ゴールを挙げて大会得点王に輝いており、このパフォーマンスだけでも絶賛に値する」
スアレスやベンゼマも何でもこなすFWだが、1人で全てを完結させてしまうロナウドの衝撃には届かないか。2位のアンリも1人で試合を決められる選手だったが、ワールドカップでの成績も考慮すればロナウドが上となるか。