クロップが“ヌニェスとイサク”で選択ミス? 元スカウトディレ...の画像はこちら >>

ニューカッスルのイサク Photo/Getty Images

今になって大打撃

かつてリヴァプールのスカウト部門を統括していたイアン・グレアム氏が『Financial Times』のインタビューでユルゲン・クロップ前監督の「重大な判断ミス」について明かしている。2022年夏、リヴァプールがダルウィン・ヌニェス獲得を優先したことが、最終的に1億ポンド以上の損失につながる可能性があるという。



当時、レアル・ソシエダで活躍していたアレクサンダー・イサクを巡り、クラブのデータ部門は6700万ポンドでの獲得を推奨していたが、クロップ氏はベンフィカからヌニェスを8500万ポンドで獲得する選択を下した。

イサクはその後ニューカッスルに加入し、2024-25シーズンのプレミアリーグで23得点を挙げるなど躍動。現在ではアーセナルやリヴァプールといったビッグクラブが関心を寄せている。ニューカッスル側は新契約締結を望んでいるが、放出となれば最低でも1億5000万ポンドの移籍金が必要とされている。

一方のヌニェスは、2年間で期待された結果を残せず、今夏の退団が濃厚となっている。『Sky Sports』によれば、ナポリが6000万ポンドでの獲得を狙っているが、リヴァプール側はそれ以上の金額を求めているとみられる。

今となってはイサクの評価は高騰し、当時の判断の重みが改めて問われている。監督の意向とデータ分析のバランス、その在り方が改めて注目されている。

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