PSGに所属するレナト・サンチェス photo/Getty Images
ベンフィカにレンタル移籍していた
2024-25シーズンのチャンピオンズリーグ制覇に続き、アメリカで開催中のクラブワールドカップ2025でも決勝まで駒を進めてきたパリ・サンジェルマン。
そのチームを中盤でコントロールするのはヴィティーニャ、ファビアン・ルイス、ジョアン・ネヴェスの3枚であり、ベンチには若いウォーレン・ザイール・エメリも控えている。
この中盤に割って入るのはほぼ不可能だろうか。今夏レンタル先のベンフィカからPSGに戻ってきたのがポルトガル人MFレナト・サンチェスだ。
サンチェスはポルトガル代表の一員として約10年前のEURO2016制覇に貢献し、大会では最優秀若手選手賞を獲得。さらに同年のゴールデンボーイ賞にも選ばれるなど華々しいスタートを切った選手だ。
しかしその後はバイエルンで躓き、それは2022年に加入したPSGでも状況は変わっていない。2023年はローマ、昨年からはベンフィカにレンタル移籍しており、今夏のクラブワールドカップでもグループステージ最終節まではベンフィカの選手としてプレイしていた。
しかし仏『L’Equipe』はベンフィカ側に買取オプションを行使する考えはなかったと伝えていて、PSGに戻ってきている。今のヴィティーニャ、ファビアン・ルイス、ネヴェスの中盤トライアングルが完璧に機能しているだけに、サンチェスのことを忘れていたPSGサポーターもいるかもしれない。
EURO2016でブレイクしたサンチェスも27歳だ。ビッグクラブでは爪痕を残せないキャリアが続いており、出番を得るには今夏に新天地を探すしかないか。