ナポリでスクデットに貢献したマクトミネイ photo/Getty Images
それがナポリで開花
昨夏にマンチェスター・ユナイテッドからナポリへ移籍し、1年目からセリエAで12ゴール4アシストを記録してスクデットに貢献したMFスコット・マクトミネイ。
マンU時代からフィジカルの強さは印象的だったが、いきなりセリエAで二桁得点を奪った得点力はちょっとしたサプライズだったかもしれない。
マクトミネイの得点力について、マンU時代を知る現ミドルズブラ監督マイケル・キャリックは以前からポテンシャルはあったと語っている。
「彼は、いわばボックス・トゥ・ボックのような何でもこなせるタイプではあった。ただ、どちらかというと守備寄りだったかな。でも彼は常にゴールへの執着心を持っていたし、トレーニングでも常にそうだった。素晴らしいフィニッシャーだったし、ペナルティエリアへ侵入する能力も備わっていた。その分野で最高なのはランプス(ランパード)だけど、マクトミネイにもその感覚がある。ペナルティエリアでボールが落ちるところに顔を出し、ゴールにする感覚がね。彼は今まさにそれを見つけているところだ」
「彼には常に才能があったけど、ユナイテッド時代はチームの構成上うまくいかないこともあった。しかし彼にはゴールを奪う力があると思わせる何かが常にあった。彼の活躍を嬉しく思う。ユナイテッドで活躍できなかったのは残念だ。クラブにふさわしい選手だと思うからね」(『Express』より)。
マンU時代から磨いてきた攻撃センスがアントニオ・コンテの下で爆発することになり、マクトミネイの評価はナポリで一気に上がった。昨季はペナルティエリアでの得点感覚も抜群だったが、それを新シーズンも続けられるだろうか。