CWCでは敗れたが…… モウリーニョは昨季最大の勝者はPSG...の画像はこちら >>

かつてチェルシーを率いたこともあるモウリーニョ Photo/Getty Images

現在最強のチームはPSGか

今夏開催されたクラブW杯(CWC)でイングランドのチェルシーが優勝を果たし、「世界王者」の称号を手に入れた。エンツォ・マレスカ体制2つめのタイトルとなり、この勝利は新シーズンに向けてチームを勢いづかせるものかもしれない。



しかし元チェルシー指揮官であり、現在フェネルバフチェで指揮をとるジョゼ・モウリーニョ監督は、昨季最大の勝者はPSGに違いないと主張した。PSGは決勝でチェルシーに敗れたが、同氏はそんなことはあまり関係がないと考えているようだ。『CANAL 11』のインタビューにて次のように語っている。

「このクラブW杯では、チェルシーでも素晴らしいシーズンを過ごしたコール・パルマーという若者にスポットが当たった。しかしこの準決勝までの活躍は、私がレアル・マドリードやインテルでプレシーズンのたびにアメリカへ行き、そこでプレイした試合を少し思わせるものだったよ。クラブW杯のタイトルは、ロゴが入ったユニフォームをたくさん売るための、チェルシーにとってのみ重要なものだ」

「だから、シーズンの大きな勝者はPSGだったと思う。国内の成績ではなくね。彼らは国内では常に勝っているから。しかしチャンピオンズリーグで優勝したこと、そして最高の選手を失うというリスクを負ったなかでのそのやり方は勝因となった。インテルで優勝したとき、イブラヒモビッチがバルセロナに移籍して我々が優勝したときのことを思い出すよ」

「このPSGはシーズン最高のチームだったと思う。(中略)私が言える唯一のことは、まだ少数だが優れたミッドフィールダーがいて、今では優れたフルバックがいるということだ。もちろんそのうちの誰かがバロンドールを受賞することを望むが、そうしたらジョルジュ・メンデスは私に腹を立てるだろうね。
彼は自分の選手である(ラミン・)ヤマルだけが受賞するべきだと考えているからだ!」

相変わらず毒舌なモウリーニョだが、現在のPSGのクオリティには舌を巻いたようだ。現在最強のチームと目される存在となったPSGだが、今季もヨーロッパ王者としてその強さを見せつけることができるだろうか。

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