マルセイユでプレイするラビオ photo/Getty Images
サウジアラビアでは高額サラリーを手にできるが……
近年は欧州トップリーグからサウジアラビアへ向かう選手が増えているが、この動きは好みが分かれるかもしれない。
現在マルセイユでプレイするフランス代表MFアドリエン・ラビオは、若いうちからサウジアラビアへ行く動きに納得していない。
「19歳とか若い選手がサウジアラビアのクラブと契約するなんて、僕には考えられない。自分がその年齢だったら、絶対にそんなことはしない。もちろん人それぞれ道はあるんだけどね。誰かを批判したいわけではない。みんなが同じものを求めているわけではないから。個人的には欧州で最も素晴らしい大会(CL)に出場したいし、ヴェロドロームなど素晴らしいスタジアムで興奮を味わいたいんだ」(『La Provence』より)。
高額サラリーを求めてサウジアラビアへ向かうのも悪い選択ではなく、その選手の自由だ。しかし才能ある選手にはハイレベルなコンペティションで戦ってほしいと考えるサッカーファンも多いはずで、今後も若い選手がサウジアラビアへ向かう場合は否定的なことを言われる機会もあるだろう。