シュヴァリエはいきなりUEFAスーパー杯のタイトルを手にした photo/Getty Images
CL優勝直後のシーズンに守護神が代わる
チャンピオンズリーグを制した直後のシーズンに守護神が交代するというケースも珍しいだろう。昨季のCLを制したパリ・サンジェルマンは今夏にリールからGKリュカ・シュヴァリエを獲得し、昨季のCL制覇に貢献したジャンルイジ・ドンナルンマと別れようとしている。
13日にはUEFAスーパー杯でトッテナムと対戦したが、このゲームでもゴールマウスを任されたのはシュヴァリエだ。シュヴァリエもリールで実績を積んできたGKであり、国内の絶対王者PSGへの移籍は大きなステップアップだ。しかし、難しいタイミングでの移籍なのは間違いない。今後ドンナルンマと比較され続けていく運命にあるだろう。
『BBC』にて、フランスのジュリアン・ローレンス記者もシュヴァリエにとって難しいチャレンジになると見ている。
「ドンナルンマ無しでPSGがCLを制することはないように思う。ただ、クラブは決断を下した。シュヴァリエは足下の技術、空中戦ともに優れているが、経験は不足している。おそらく現世界最高のGKであるドンナルンマの代わりを務めることになるのだ。注目が集まることになるだろう」
シュートストップの面ではドンナルンマが上かもしれないが、シュヴァリエは指揮官ルイス・エンリケが求めるビルドアップへの貢献が期待できる。同メディアは古典的なGKから現代型のGKへ変更すると表現しているが、果たしてこの決断は良い方向へ進むだろうか。