開幕戦で存在感を見せたニコ・ゴンザレス photo/Getty Images
アンカーでスタメンフル出場
プレミアリーグ第1節でウルブズと対戦し、4-0の快勝を飾ったマンチェスター・シティ。
新加入のタイアニ・ラインデルスが1ゴール1アシスト、ラヤン・チェルキが1ゴール、アーリング・ハーランドが2ゴールなど前線の選手らの活躍が目立ったが、この試合の勝利に大きく貢献した1人がMFニコ・ゴンザレスだ。
昨シーズンの途中にシティに加入した23歳の同選手はマテオ・コバチッチとロドリが負傷していることを受けて、アンカーとして開幕戦でスタメンを飾った。すると同選手は中盤の底で抜群の安定感を発揮。
シンプルなパスでリズムを作り出した同選手はこの試合最多となる98回のボールタッチを記録し、パスも78本中72本成功。成功率は92%を記録した。またデュエルの部分でも傑出した数字を残しており、地上戦は11回中10回勝利と中盤のフィルター役としても十分な数字を記録している。
ロドリ不在の中、素晴らしい仕事をした同選手を英『Manchester Evening News』も評価しており、「ニューカッスル戦以来、おそらくシティでの最高の試合だった。彼は試合開始から存在感を発揮し、守備の粘り強さと前線への推進力をバランスよく発揮した」と称賛。10点満点中8点と高い評価をつけている。
これまでシティはロドリの代役確保に苦しんでおり、同選手不在の試合では大きくバランスを崩していた。しかし、ウルブズ戦のニコのパフォーマンスはこのシティの問題を解決する可能性があることを示した。
コバチッチは最大10月まで離脱の可能性があり、ロドリも9月の代表ウィーク明けまでプレイできないと見られている。また大怪我から復帰したばかりのロドリに関しては最高の状態を取り戻すまでには時間がかかるだろう。
そんななかで見せたウルブズ戦のニコのパフォーマンスは間違いなくポジティブなもので、23歳MFは今シーズン序盤ペップ・シティで鍵を握る選手となるかもしれない。(データは『SofaScore』より)