またも衝突が起きた Photo/Getty Images
疑惑のオーバーテイク
フェラーリのシャルル・ルクレールとメルセデスのジョージ・ラッセルが、F1オランダGPでの接触事故により、レース後にスチュワードの審議を受けることになった。両者は32周目のターン10と11で接触しており、ルクレールがラッセルの外側から大胆なオーバーテイクを試みた際に、コースをわずかに外れたとされている。
ルクレールはターン10で遅いブレーキングを仕掛け、ラッセルの外側からターン11でインサイドラインを奪おうとした。しかし、この際に彼のマシンの全4輪がコース内側の白線を越えてしまった。さらに、両者のマシンは接触し、その直後にもスタート・フィニッシュラインを通過する際に再び接触しそうになるなど、危険な場面が続いた。
この一件で、ラッセルは無線ですぐに不満を表したが、ルクレールは追い越したことには異論を唱えられないと反論した。この接触により、ラッセルのマシンはダメージを受け、41周目にはチームメイトのキミ・アントネッリに順位を譲る形となった。レース中には審議が行われず、終了後に判断が下されることになった。
この二人の接触は、夏のブレイク前に行われたハンガリーGPでの一件に続くものである。その際も、ルクレールは危険なドライビングでペナルティを受けている。