アトレティコ・マドリードを率いるシメオネ photo/Getty Images
ラ・リーガが給与上限を発表
レアル・マドリードとバルセロナが、ラ・リーガの給与上限でアトレティコ・マドリードとの差をさらに広げている。ラ・リーガが1部、2部全クラブの給与上限を発表し、スペイン3強の間にある経済的な隔たりが改めて浮き彫りになった。
近年、アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督が、レアル・マドリードとバルセロナという2大クラブとの競争の難しさを語るたびに、その発言を批判する声もあった。しかし今回のラ・リーガのデータは、アトレティコ・マドリードが置かれている状況を数字の面から裏付けるものとなった。
アトレティコ・マドリードも給与上限を増加させており、3月時点の3億3600万ユーロから3億6100万ユーロへと上昇。一方で、レアル・マドリードの給与上限は8億3200万ユーロ、バルセロナは5億8200万ユーロとなった。
アトレティコ・マドリードとの差は、レアル・マドリードが4億7100万ユーロ、バルセロナが2億2100万ユーロ。3月時点と比較しても、両クラブとの距離はさらに広がっている。
特にバルセロナは大幅に給与上限を引き上げており、かつての立ち位置を徐々に取り戻している。アトレティコ・マドリードも新型コロナウイルス流行前の水準に戻るなど着実に改善しているものの、2大クラブとの格差を縮めるには至っていない。
一方で、アトレティコ・マドリードはラ・リーガ3位の座を安定して確保している。後方にはビジャレアル、レアル・ベティス、アスレティックが続いているが、アトレティコ・マドリードはこれらのクラブとの差も広げている。
ビジャレアルとの差は1億9000万ユーロ、ベティスとの差は2億1900万ユーロ、アスレティックとの差は2億2200万ユーロにまで拡大した。
つまり、アトレティコ・マドリードは国内3番手としての地位を固めつつある。しかし、レアル・マドリードとバルセロナが持つ経済力との差は、それ以上のペースで広がっている。
給与上限の格差が広がり続けるラ・リーガ。今後もこの傾向が続くかどうか要注目だ。

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