本日より「iPad Air 2」の予約販売が始まり、注文した方の中には保護ケースを物色している人も多いと思います。
現在販売されているケースの中には、「iPad Air 2」と完全にフィットしないものが含まれている可能性があり、購入の際には注意が必要です。
「iPad Air 2」のデザインといえば、画面や縦横のサイズがこれまでと全く同じで、変わったところは薄さだけというイメージがあります。
しかしながら、よくよく見てみるとその他にも変更されている箇所があります。
注意すべき点その1「マイクの位置」iPad Airの両モデルには、より多くの音を捉え、さらに周囲の雑音を低減するために、マイクが2つ内蔵されています。
このマイクの位置が、「iPad Air」では本体上部の中央でしたが、「iPad Air 2」ではカメラの横とボリュームボタンの上へと移動しています。
カメラの周囲が真円でくり抜かれているケースや、ボリュームボタンの上に穴が無いケースは、マイクを覆ってしまい性能が十分に発揮されない可能性があります。
注意すべき点その2「スイッチの省略」iPad Airには、ボリュームボタンの直ぐ上に、サウンドのオン・オフまたは回転ロックのオン・オフを行うスイッチがあります。
iPad Air 2ではこのスイッチが省略されており、ソフトウェア(おそらくコントロール・センター)で制御する方式に変わったようです。
両モデルの画像を並べると、スイッチが無くなり、ボタンの位置が上に移動していることがわかります。

保護ケースのメーカーは、ハードの発表前に何らかルートで図面を入手し、需要が集中する発売時に間に合うように生産するのが通例となっています。
実物をみて設計した訳ではないため、入手した図面が間違っていると、当然ながらフィットしない製品を製造・販売してしまう可能性があるわけです。
下はあるメーカーがアマゾンで販売している「iPad Air 2用ケース」の画像。上に挙げた変更点が反映されていません。
実物と写真が異なることもあるので断定できませんが、画像が間違っている製品には注意した方が無難でしょう。

同じような問題は初代の「iPad mini」の発売時にも起きており、余計な穴が空いたケースを掴まされたユーザーが多数発生しました。
【関連記事】iPad mini用のケースを購入する際はマイクの位置に注意
見た目の問題だったiPad miniとは異なり、今回はマイクの穴を覆ってしまう可能性があります。
責任あるメーカーならばそのまま販売することはないと思いますが、安物買いのなんとかにならないよう気をつけたいところです。
* iPad Air 2の料金プラン・購入方法については、各オフィシャルサイトサイトでどうぞ。
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