「喧嘩するほど仲がいい」なんて言葉もありますが、実際に夫婦げんかをするとストレスも労力も感じるもの。できるだけ、夫婦仲はいい状態を保っておきたいですよね。
そこで今回は、気をつけていても起こりがちな、夫婦げんかについて詳しく見ていきましょう!つい揉めてしまう原因だけでなく、その解決方法もご紹介します!
■夫婦げんかはなぜ起こる?
好き好んでけんかをする夫婦はいないはず。それなのに、なぜ夫婦げんかは起きてしまうのでしょうか。
ここでは、ゲンナイ製薬株式会社が発表した「夫婦げんかに関するアンケート調査」の内容を見てみましょう。集計結果をランキングにすると、以下のようになります。
【夫が感じている夫婦げんかの原因トップ3(「その他」を除く)】
1位 家事分担・やり方(25.9%)
2位 伝えてある内容を忘れる(14.1%)
同2位 連絡がない、遅い(14.1%)
【妻が感じている夫婦げんかの原因トップ3(「その他」を除く)】
1位 家事分担・やり方(27.4%)
2位 伝えてある内容を忘れる(19.9%)
3位 連絡がない、遅い(12.6%)
ご覧の通り、夫・妻ともに「家事」「話を忘れる」「連絡をしない」の3点がトラブルの元になるようです。
ただ、実際に最も高い割合を占めていたのは、夫婦ともに「家事」ではなく「その他」。具体的な内容は「話よりゲームを優先する」「返事がない」「態度や言い方が悪い」など、意思疎通に関するきっかけが多く挙がりました。
次に多かったのは、「育児をしない」「子どものしかり方」といった育児関連。また、年末年始に増加する「親戚づきあい」は、女性の6.3%がけんかの原因になると回答しました。これは、男性の3倍の割合。親戚づきあいに関しては、女性側のほうが不満に感じやすいようです。
■家事に関するけんかを防ぐには
先ほどのデータでは、「その他」を除いて夫婦喧嘩の原因の1位となった「家事」。
夫に状況を説明する
妻が育児や仕事で忙しく、家事まで手が回らないケースも少なくありません。そんな状況なのに「旦那が家事を手伝ってくれない」「部屋が汚いと文句を言われる」といった経験が重なると、喧嘩に発展してしまいます。
そこで、あなたの現状を夫に伝えておきましょう。「子どもの相手をしていると体力が消耗する」「お弁当作りやお風呂などに追われて時間がない」など、できるだけ細かく説明します。
こうすることで、夫に文句を言われる可能性が低くなるだけでなく、協力をしてもらえるきっかけになることも。「家事をやらないのではなく、やれないのだ」と理解してもらいましょう。
あえて「やらない」という方法も
無理に家事をしていると、夫は「自分が手伝わなくてもできる」と捉えてしまいます。「大変そうだ」と察することが苦手な男性には、思い切って家事をやらない方法を試すのも手。
言葉だけではハードな状況を分かってくれない場合、あえて家事をしないことで、効果的に大変さを知ってもらえます。家事に対する当事者意識が芽生えれば、「俺もやらなきゃ」と動いてくれるかもしれませんよ。
状況を打開するには
「どうやっても夫婦仲がうまくいかない」という方は、思い切って自分を変えてみましょう。たとえば、新たに仕事を始めてみては。「お互い仕事をしている」という関係が、旦那の態度に変化をもたらすかもしれません。家事や育児を分担するきっかけにもなりやすいです。
また、PTAや役員に参加する手段もあります。そのなかで、ほかの家庭の話を聞き、「みんないろんな悩みを抱えているんだ」と捉えられるようになるでしょう。PTA以外に、趣味のサークルに参加するのもいいですね。
■まとめ
小さなことがきっかけで、大きな喧嘩になることも少なくありません。できるだけ喧嘩を引き起こさないためにも、普段からお互いの状況や自分の意見を伝えることが大切です。
「もっとこうしてほしい」「ここを直して」といった内容ばかりではなく、「こういうところに感謝してる」と褒め言葉を添えておくと、よりスムーズに受け取ってもらえますよ。