ゴールデンウィークのような長期の休み明けには、「強引な上司や同僚など、息苦しくなるほど気を使う人たちに会うのが憂鬱」という人も多いのではないでしょうか?



そこで今回は、自分のメンタルを守るためにも距離を置きたい相手がいるという人に参考にしてほしい、「嫌われずに距離を置く方法」を紹介します。



■徐々に距離を置く



一緒にいると気を使ってしんどくなってしまうような上司や同僚とは、できるだけ距離を置くことをおすすめします。

ただ、急激に離れてしまうと「え! 何?」となるでしょうから、徐々に距離を置くようにしましょう。



休憩中のランチに頻繁に誘われるのであれば、「金欠だからしばらくお弁当にする」と伝える方法もありますし、マイカー通勤であれば「最近疲れ気味だから、車で仮眠を取りたい」と伝える方法もあります。どちらも言いにくいことですが、理由が金欠や疲れであれば、相手もさほど嫌な顔をせず受け入れてくれるでしょう。



もしも相手に、「じゃあ私(俺)も、お弁当にしようかな」と切り返された場合は、できるだけ近くに社内の人がお弁当を食べているような場所を選びましょう。そして、チャンスがあればその人たちと合流してお弁当を食べるようにし、上司や同僚とかかわる密度を下げていくようにします。



■無理に付き合わない



仕事が終わればサッと帰れるような職場環境の場合はラクですが、働いていれば仕事終わりにお誘いがかかることもあると思います。



もし距離を置きたいと考えている人たちから、飲みに行くなどプライベートな誘いがあったときは、無理に付き合わずにできるだけ断るように心がけましょう。



「断るのは気が引ける」と誘いに応じていると、「誘っても大丈夫」と判断されてしまいます。また、「誘わないと失礼」と思い込まれてしまうかもしれません。変な誤解を与えないためにも、仕事後の誘いはできるだけ避けるようにしましょう。



このときにおすすめしたいのは、「忙しいフリをする」ことです。嘘がバレるのが怖いという人は、スマホなどのスケジュール帳に架空の予定を入れておき、何かの拍子にスケジュールを見られてもよいよう準備しておいてもいいでしょう。



■質問などを控える



話していると疲れると思いながらも、ついつい、質問などをしてはいませんか?



たとえば、「○○のケーキって、美味しいよね。○○さんは、何味が好き?」と尋ねられたとき、あなたはどんなふうに回答していますか?



もし、「美味しいですよね! 私はイチゴのショートケーキが好きです。○○さんは、何味が好きですか?」などと回答しているようなら、自ら会話を弾ませています。



まず、「美味しいですね」という回答は、相手の「美味しいよね」に賛同していますので、相手は「私と同じように美味しいと感じている」「味覚が同じ」と感じてしまいます。



また、「何味が好きですか?」と尋ねることは相手の意見や回答を求めることになり、相手に興味を持っていると誤解を与えかねません。シンプルに、「イチゴのショートケーキですね」と、答えのみを伝えるようにしましょう。



■SNSの投稿を控える



距離を置きたいと考えている上司や同僚とSNSでつながっている場合には、SNSの投稿を控えるというのもひとつの手段です。



共通の話題があると、どうしても話しかけやすくなります。相手がSNSを見ている場合、「昨日アップしてた水族館、楽しそうだったね」「あのケーキ、どこで買ったの?」など、話題が振りやすくなるのです。そのため、SNSを控え、「最近アップしてないよね」と聞かれても「このところ忙しくて」などと答えるようにします。



ただし、上司や同僚とつながっているSNSは放置して、もうひとつ別にアカウントを作ったり、友達のSNSに頻繁にカキコミしたりするのは避けたほうが無難です。



SNSでは、いつ誰と誰がどのようにつながっていくかわかりません。

「忙しいからアップしてない」と言っていたのに、別のアカウントでは毎日のように投稿しているとわかれば、相手が気分を害することは間違いないでしょう。



■まとめ



強引な上司や友達、そして気を使わなくてはいけない人付き合いに溜め息をつきながらも、職場の雰囲気や周囲との関係を壊したくないからと我慢している人も少なくないようです。そんな場合は、今回紹介した「嫌われずに距離を置く方法」を参考にしながら、メンタルが崩壊する前に適切な距離を保ってくださいね。



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