■【東京株式市場】 2019年8月19日



ユニーファミマHDが一時+12%弱高の爆騰! 日経平均株価は...の画像はこちら >>

■株式市場の振り返り-日経平均株価は続伸、模様眺めムード強く今年4番目の薄商い



2019年8月19日(月)の主要指標(カッコ内は前日終値比)



  • 日経平均株価 20,563円(+144円、+0.7%) 続伸
  • TOPIX 1,494.3(+9.0、+0.6%) 続伸
  • 東証マザーズ株価指数 865.5(+13.1、+1.5%) 3日ぶり反発

東証1部上場銘柄の概況



  • 値上がり銘柄数:1,518、値下がり銘柄数:515、変わらず:117
  • 値上がり業種数:31、値下がり業種数:2
  • 年初来高値更新銘柄数:33、年初来安値更新銘柄数:34

東証1部の出来高は9億499万株、売買代金は1兆5,433億円(概算)となり、いずれも先週末より減少しました。お盆休み明けとなった東京市場ですが、目立ったニュースもなく、週初ということもあって様子見スタンスが支配的となりました。



売買代金は4日連続の2兆円割れとなり、今年4番目の薄商いとなっています。



そのような中、先週末の米国株反発等を好感し、日経平均株価は終日プラス圏で推移しました。ただ、寄り付き直後に一時+214円高まで上昇しましたが、その後は上値が重くなり、前場の終盤には一時+83円高まで上げ幅を縮小する場面がありました。



後場に入ると膠着感が強まりましたが、ジリジリと上値を追う展開となって引け、終値でも20,500円台を回復しています。



なお、TOPIXも同じような値動きで続伸となりましたが、終値で1,500ポイント回復はなりませんでした。



■東証マザーズ株価指数は3日ぶり反発、売買代金は9日連続で1,000億円割れ



東証マザーズの出来高は5,593万株、売買代金758億円となり、いずれも先週末より減少しました。個人投資家の物色意欲が停滞しており、売買代金は9日連続で1,000億円を下回っています。先週後半には回復の兆しが出ていた売買代金ですが、再び大きく落ち込むことになりました。



ただ、株価指数は上昇し、3日ぶりの反発となっています。依然として900ポイント回復は遠いようですが、今後の展開は、個人投資家の投資マインド回復次第と言えそうです。



■ユニーファミマHDが一時+12%高に迫る爆騰、リクナビ問題のリクルートHDは5日続落



個別銘柄では、小売り株が総じて買い戻される中、「ドン・キホーテ」を展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)への出資比率を15%に引き上げることを発表したユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)が一時+12%高に迫る爆騰となり、その相手のパン・パシフィックIHDも一時+5%高に迫る大幅高となりました。



また、ハイテク株では東京エレクトロン(8035)が取引時間中に連日の年初来高値更新となりましたが、その後は利食い売りに押されて下落して引けています。



その他では、トヨタ自動車(7203)、ソニー(6758)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、任天堂(7974)などが堅調に推移しましたが、限定的な動きに止まりました。



一方、一連の“リクナビ個人データ漏洩問題”が一向に収束しないリクルートホールディングス(6098)が大幅安で5日続落となりました。



また、ハイテク株ではアドバンテスト(6857)が利益確定売りに押されて4日続落となり、キヤノン(7751)がザラバで3日連続の年初来安値更新となっています(終値は上昇)。



その他では、武田薬品工業(4502)がザラバで連日の年初来安値更新となったのが目を引きました。



新興市場(東証マザーズ)では、シェアリングテクノロジー(3989)が3日連続のストップ安で大暴落となり、ユーザベース(3966)も急反落しました。一方、アンジェス(4563)が+11%超高の爆騰となり、上場間もないブシロード(7803)は上場来高値更新となっています。



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