小学生になると、親から離れ友達同士家への行き来が盛んになってきます。お互い様の場合が多い一方で、我が子とは違った少々困った行動をとるお友達に「ちょっと非常識じゃない!?」「注意していいの!?」というイライラ体験をしているという人も多いようです。
■うちの子にはして欲しくない!非常識エピソード
それでは、世間一般で「マナーが悪い」とされる子供はどのようなことをしてしまっているのでしょうか。
・「とにかく食べ物をねだる子が苦手です。『お菓子これだけ?』『何作っているの?夕ご飯食べていきたい』など、一度や二度ならかわいげもありますが、来るたびにキッチンにきてチェックされるのが苦痛で…。一度冷蔵庫を開けられて以来、その子がくると過剰に反応してしまいます」
・「ご両親がお仕事をされているのはわかっているのですが、うちに入り浸る息子のクラスメイトにモヤモヤしています。『ゲーム少なくてつまんない』と言われたときは『もう来なくていいよ』というセリフが喉まで出ました。たまにはそっちの家にも招待して!」
・「うちの子たちは比較的おとなしいので、暴れまわるお友達がくると普段の倍疲れます。階段から飛び降りる、おもちゃを雑に扱う…『のびのびした教育方針』だそうですが、親が注意しないとここまでなるのか…と茫然と見てしまいます」
どの子もよくあるパターンのようで、多くのママたちから「勘弁して…」との声があがりました。
■我慢の限界!注意するときのポイントは?
何度も同じことをされていてはイライラがつのる一方です。それでは、どのように注意すればよいのでしょうか。
・「家に来ているときはその家のルールに従うようママ友の間で約束をしています。お菓子の数やおかわりなど、親がいないとルーズになりがちですが『うちはこうだから』とピシッというと、案外聞いてくれる子も多いです。」
・「お仕事をしているご両親の中には『自分の子が何をしているのか知りたい』という方も多数いらっしゃります。我が家では、うちに来る子は必ず親御さんの連絡先を教えてもらうようにしているので、遊びに来た日は必ずlineであったことを簡素に書くようにしました。
・「一番厄介なのが『叱らない育児』をする家庭。こちらが『うちでは悪いことは注意させてもらいます』というスタンスを取っていても、子供の言い分を丸呑みにし、逆切れされたことがありました。悪いことをしているよその子になんて寛大になれない!その子にはかわいそうですが、徐々に疎遠になるように距離を置かせてもらいました」
どれも子供へのアプローチというより、その背後にいる親への対処方法に気を使っているようです。
■人の振り見て我が振り直せ
家庭ごとに教育方針が違うように、それぞれの常識にちょっとした違いがあるのは仕方のないことです。中には自分的には当たり前すぎて実は子供に教えていなかった、なんて例もあるので自宅にきた招かれざる訪問者を見つけたら、我が子によそのお宅でどんな振る舞いをしているのか話し合うといいかもしれません。
子供はただ単に知らずにやってしまうこともたくさんあります。相手を不快に思うだけで終わりにせず、素直なうちに教えてあげることで子供達全体のマナーが向上するのでは、という意見も多数ありました。
■まとめ
非常識なお友達に思わずイライラしてしまうこともたくさんあります。しかし多くの場合、本当にイライラさせているのはその先にいるその子供の親だったりします。小学生といってもまだまだ幼く、教えてもらっていないこともたくさん。
もし非常識と感じる子供に出会ったら、どのような親なのか冷静に観察し、注意できるのか距離をとるべきなのか見極めていきましょう。そのうえで、こちらが一方的に我慢することなく対処していき、非常識な家庭に巻き込まれない距離でいられるといいですね。