なぜか高圧的な姑に、嫌気がさしている妻たちは決して珍しくありません。とはいえ、相手は他人であり年上でもある存在。
ただじっと耐えている状態に、もう限界寸前の妻たち…。そこで、姑とのやりとりにストレスを抱えている方々に、エピソードと対処法を聞いてみました。
■謎の姑ルールが厄介!
「姑はこだわりが強く、自分のルールに沿っていないと許せないタイプです。家族で義実家にお邪魔したときなんて、私が料理や配膳を手伝おうとしたら『その切り方はダメ、味がしみ込まないわ』『盛り付け方はこうじゃないと』『食器の置き方が違う』とネチネチ。正直なところ手伝いたくないのですが、『〇〇さん、ちょっといい?』と呼んでくるんですよね…。
挙句の果てには、私の娘にまで食べ方を細かく指導します。まだ3歳なのだから、行儀よく食べるのは難しいのに…。それなのに、夫には『ぶどうの皮を剥いてあげたわよ』『スプーンの方が食べやすいかしら?』と子どものような扱いをしています。
さすがにストレスの限界を感じ、この頃は夫だけ帰省することが増えました。姑と夫は『なんで一緒に来ないの?』と不思議がっていますが、本人たちにこの気持ちは理解できないのでしょうね」
「嫁にだけ厳しい姑」というのは、よくあるパターンです。夫に悩みを打ち明けても、理解されず余計に腹が立ってしまう可能性もあります。
■隅々までチェックされる!
「わが家と義実家が近距離にあるため、頻繁に姑がやってきます。しかも、ちょっとお茶を飲んだら帰ってくれる…というわけではありません。一息ついたと思ったら、家の中をウロウロして隅々までチェックしだすのです。
洗面所を見て『水垢が付いているじゃない!』と指摘したり、夫のスーツを見て『そろそろクリーニングに出したら?』と言ってきたり、作りかけの晩御飯を見て『まさかそれだけ?もちろんほかにも用意するわよね?』と嫌味を投げかけてきたり…。おかげで、いつ姑がやってくるか怯えながら過ごす毎日です。
最近では居留守を使ったり、仕事の日が増えたと伝えておいたりと、姑の襲来をできるだけ防いでいます。嘘も方便だと割り切らないと、こっちもやってられませんからね」
姑に対して「もう来ないでください」とは言いにくいもの。だったら、向こうから「来ないでおこう」と思わせるのがベターです。こちらの忙しさをアピールしておけば、自然と距離が離れていくかもしれませんよ。
■価値観の押し付けに限界!
「子ども2人を保育園に預けながら、共働きで働いています。そのことを姑はよく思っていないらしく、会うたびに『相変わらず仕事をしているの?』『孫たち、毎朝寂しくて泣いているんじゃない?』と聞いてきます。
そして、二言目には決まって『かわいそうね』という言葉。さらに『私が子育てをしていた頃は、息子をおんぶしながら畑仕事をしていて…』と思い出話がはじまります。子どもを預けて働くなんてありえない…と言いたいのだと思いますが、環境も時代も違うことに気付いてほしいですね。
最初の頃は姑の言葉にへこんでいましたが、今では『また始まった』と受け流すようにしています。どうやったら理解してもらえるかと悩んだ時期もありましたが、軽く捉えたほうがストレスもたまりませんからね」
人の価値観は、そう簡単に変わらないものです。無理に理解してもらおうと思わず、いっそのこと諦めてしまうのも1つの手。そういう時代もあったんだな…と捉えておきましょう
■まとめ
厳しすぎるルールの強要、自分の息子にだけ甘い、価値観を押し付けるなどの言動により、次々と嫁にストレスを与える姑たち。今回のエピソードを読んで、「辛いのは私だけじゃないんだ」と感じた方も多いのではないでしょうか。
このような理不尽な状況が続くと、妻側にイライラが募っていくのも当然です。限界を超えてしまう前に、姑と会う回数を減らす、受け流し方を身に付けるなどの対策をとっておきたいですね。