近所の無印良品ににフラフラと寄ってみたところ、気になる商品が発売されていました。その名も『糖質10g以下のお菓子 半熟カステラ』。

拡大する
糖質10g以下のお菓子 半熟カステラ
最近、菓子売り場の目立つところに陳列されている「糖質10g以下のお菓子・パンシリーズ」。この「糖質10g以下」という言葉、健康が気になる人にも、ダイエット中の人にも訴求できる強さがあるパワーワードですね…。考えた人はよく分かってらっしゃる。

拡大する
かくいう筆者も、基本“座り仕事”なので、食べ物には気をつけております。そんな私の心に刺さる…しかも“半熟?”焼き菓子なのに半熟とはこれいかに。あれこれと自問自答しているうちに、気付いたらいつの間にかレジで代金を支払っていました。
どんなお味なのか、気になるところですが、まずはスペックから確認していきましょう!
■スペックをチェック
まずは簡単にパッケージの確認から。説明には、「大豆粉などを使って、糖質を10g以下に抑えました。やさしい卵の風味としっとりとした食感が特長です」とのこと。原材料名を見ると、たしかに「小麦粉・大豆粉」の文字が。

拡大する

拡大する
栄養成分表示
ちなみに大豆粉とは、生の大豆を粉末になるまで砕いた粉のこと。きな粉みたいなものかな、と思って調べたところ、きな粉は火を入れた大豆を砕いたものなんだそうです。焼き菓子の原料としては、これから火を通すという意味で大豆粉のほうが向いているんだそうな。なるほどね…。
そのおかげもあってか、栄養成分表示を見ると、糖質は8.9gでたしかに10g切っておりますね。
カステラといえば文明堂、ということで菓子メーカー・文明堂のウェブサイトを見てみたところ、最もスタンダードな「カステラ」の糖質は、重量40.2gあたりで23.6g。今回の半熟カステラが重量27.3gあたりで8.9gですから…えーと…ざっくり半分以下ということになります。カロリーで見ても103kcalということですので、一般的なちくわで4本分くらいですね。間食にはちょうど良さそうなカロリーです。
それではいよいよ、食べてみることにしましょう!
■実食ッ!
袋を開けると、卵菓子特有のいい香り…。懐かしさ、といいましょうかね。いわゆるバター…だけではなく卵菓子の甘~~い香りが漂ってきます。

拡大する
食べてみると、ふわふわ食感。しっとりした食べ口が、まさに“半熟”の名にふさわしいですね…。大豆粉を使用ということなのですが、大豆のような風味はありません。海原雄山や山岡士郎の舌でもきっと分からないレベルだと思います。

拡大する
重量は27.3g。ガッツリという量ではないので、「3時のおやつに」という気持ちでいただくと、物足りなさを感じる人もいるかもしれません。むしろ食後の「腹8分目」を「9分目」に引き上げてくれるくらいの満足度といいましょうかね、胃のすき間を埋めたいくらいのニーズに丁度いいと思いました。

拡大する
■最近の無印良品
拡大する
shutterstock / NP27
株式会社良品計画の「月次概況/2021年8月期(2020年9月1日~2021年8月31日)」によると、オンラインストアを含む直営既存店は、前年比売上9.9%の減、客数は2.9%の増、客単価は12.5%の減という結果でした。
参考資料
- 良品計画「“糖質10g以下のお菓子・パン” 新商品発売のお知らせ」( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001195.000000987.html )
- 文明堂「カステラ」( https://www.bunmeido.co.jp/item/113 )
- 良品計画「国内売上高情報 2021年8月期(2020年9月1日~2021年8月31日)」( https://ryohin-keikaku.jp/ir/monthly/ )